はやとです。すみやグッディ本店は、「静岡でマーチンギターを選ぶなら」をキャッチフレーズに、マーチンギターの優良取扱店"マーキスディーラー"として、豊富なラインナップと、専任スタッフ、参加型イベント実施などを通して、マーチンギターの歴史や特徴から、その魅力をお伝えできればと考えております。

さて、先日もこのブログで紹介した7月30日31日で開催する"マーチンギターフェア"（記事は＞こちら）。企画のひとつとして、マーチンギターの定番モデルである、"D-28"。そのD-28を4～5本程用意し、弾き比べられる企画を組んでおります。細部のフィーリングやニュアンスは1本1本それぞれですし、杢目はとくに同じものは無いので、ご自身にフィットするD-28をお探しの場合はまたとない良い機会かと思います。今回はそのマーチンD-28についてその特徴に迫りたいと思います。



まず、そのモデル名について。マーチンギターのレギュラーモデルは基本的にアルファベット+数字の組み合わせでモデル名が表現されております。「D-28」の"D"は"ドレッドノート"の略号で、ボディ厚がありくびれが比較的無い大きなボディサイズが特徴。これは英国海軍の戦艦にちなんで名づけられたものだそうです。こちら↓



ギターのボディサイズは、今で言うフォークサイズ（マーチンOOO：トリプルオゥ）やパーラーサイズ（マーチンOO：ダブルオゥ）がそれまでの主流でしたが、この革新的なボディを持つギターが登場したことにより、その豊かな音量と音の伸び、低音の豊かさがカントリーやブルースのギタリストの歌の伴奏用に重宝されたということ。マーチンのこのボディサイズは登場から100周年ということで、長い歴史のなかでギターの定番となっています。

では、数字の「28」は？こちらは仕様において共通の番号となります。28と付くマーチンギターは基本的にスプルーストップにローズウッドサイド＆バック、指板はエボニー材の組み合わせが共通。D-28はシトカスプルーストップにインディアンローズウッドの組み合わせによる甘い中低音域ときらびやかな高音が非常に気持ちよく鳴ってくれます。このD-28のサイド＆バックに使われるローズウッドは濃い茶色で一般的に柾目（真っすぐな木目）を使用します。画像はこちら↓



D-28の登場は1934年、80年以上の歴史の中でモデルチェンジを繰り返し、今の仕様になっています。当時の仕様を踏襲した復刻モデル（D-28Authentic1941）や、時代時代の中で変化していった様をモデルとして比較してみるのも面白いですね。それができるのもマーチンの魅力のひとつです。画像左はHD-28V、右はD-28。よく見るとトップだけでも着色、ピックガード、サドルが違いますよね。この辺りもまた紹介したいと思います。



いかがでしたか？D-28については、まだまだ語りたいことが沢山ありますが、今回はここまで。続きはご興味あれば店頭でお話しできれば幸いです。複数本のD-28から選定できる7月30日31日のマーチンフェア、ぜひご来店いただければ幸いです。

すみやグッディ本店presents 【Martin Guitar Fair】
会場：すみやグッディ本店B1F おれんじホール

期間：
7/30(Sat.)11:00-19:00
7/31(Sun.)10:00-18:00

詳細は＞こちら

Text.Photo by Yuki Hayato

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