2023年はラフマニノフの生誕150周年！です！

難易度の高い曲が多いラフマニノフですが、人気の高い作曲家でもあります。

ラフマニノフってあんま知らないなって人にもまずは簡単にご紹介します！

セルゲイ・ラフマニノフってこんな人

ラフマニノフは1873年4月に生まれた、ロシア出身の作曲家です。

幼いころに音楽の才能を見出され、18歳でモスクワ音楽院を首席で卒業しました。

その才能はあのチャイコフスキーも認めていたとか。
ラフマニノフも彼を尊敬していて、チャイコフスキーが亡くなった時には曲を捧げています。

才能に恵まれて順調そうなラフマニノフですが、後に作曲した交響曲第1番は初演で大失敗。このことで自信喪失、神経も衰弱してしまい、一時作曲ができなくなるまで追い込まれました。

1900年から翌年にかけて、2台ピアノのための組曲、ピアノ協奏曲第2番の2つを完成させ、演奏会も大成功。
これにより作曲家として名前が広く知れ渡るようになりました。

1917年にロシアで革命が起きたことで、家族と共にロシアから離れ、以降はロシアに戻ることはありませんでした。

作曲だけでなく、ピアノも凄腕だったので、ロシアを出国してからはコンサート・ピアニストとしても活躍しました。

身長は2メートルもあり、手もかなり大きかったようで、オクターブ+4度(12度)の鍵盤を押さえることができたとか。

超絶技巧を持つ人物としても有名だったりします。

ラフマニノフの曲ってこんな感じ

ラフマニノフの特徴といえば、重厚な和音で構成された曲の数々です。

その音楽は荘厳な教会の鐘の音を連想させたとか。

また技巧も求められるので、必然的に難易度は高くなります。

ラフマニノフの手が大きかったこと、技巧が優れていたこともあり、そもそも一般的には弾きにくい運指や和音がたくさんあります。

世界的に見ても、彼のピアノ独奏曲を全曲録音できたピアニストは少ないようです。

難しいけど惹きつけるものがあるのがラフマニノフの魅力ですね。

楽譜あれこれ

難しいけど弾いてみたい！そんなときはアレンジ楽譜！

まずは初級の簡単アレンジから。

こちらの楽譜は大人気のピアノ協奏曲第2番第1楽章のアレンジが掲載されています。

初級アレンジとなるとドレミを振ってある楽譜が多いのですが、これにはドレミふりがながありません。

しっかり自分で譜読みがしたい方にはおすすめです！

簡単アレンジですが、しっかり弾きごたえのあるアレンジになっています。

中級でラフマニノフの曲集がほしいならこちらが良きかもです。

ラフマニノフの楽曲の有名どころを集めたものです。

ピアノ協奏曲以外も入ってます！

ちなみに歌曲のヴォカリーズとピアノ協奏曲第2番についてはピアノピースが出版されています。

難易度も中級上(ヴォカリーズは上級ですが)なので、単曲で欲しい方はぜひ！

お取り寄せも可能ですので、もし店頭に楽譜がない場合はスタッフまでお声がけください。

生誕150周年のラフマニノフの楽曲をぜひとも楽しんでください！

担当：赤池

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