皆さん、こんにちは！すみやグッディ学校販売課です。

早速タイトルにもあるように、『打楽器の運び方』についてお話します☆

コンクールや各地の演奏会、日々の練習など。管楽器メンバーもよくお手伝いをする「打楽器の移動」。「そこ触ったらダメ！」「その持ち方ダメ！」など、先輩に怒られたことがある方も多いと思います。

打楽器は、管楽器と同じくらい繊細で敏感な楽器です。間違った運び方をすると、音に影響が出てしまったり、簡単に壊れてしまったりします。さらに、ほとんどが大きくて重いものばかり。大きな事故につながることも...！

そこで、吹奏楽部の皆さんが安全にスムーズに打楽器を運べるように「正しい運び方」をレクチャーしちゃいます！特に注意点の多い【バスドラム】【マリンバ】【ティンパ二】の3点に絞っていきたいと思います。

【バスドラム】

バスドラは、打楽器の中でもとても大きく重い楽器です。また、"太鼓"ですのでヘッドと呼ばれる皮が両面に張られています。このヘッドの張り具合で音程や音色が変わりますので、ヘッドになるべく触れずに運ぶのが大切です。

また、ほとんどがキャスター付きのスタンドに設置された状態で運びます。キャスターのねじが緩んでいると運んだ衝撃でキャスターが外れ、バスドラムごと横に倒れてしまう恐れがあるので、定期的にねじの緩みがないかチェックしましょう。

運ぶ際には、スタンドと本体の接続部分の辺りのスタンドの方を持ちます。スタンドの形によっては本体を持つのも良いですが、前記したように打面には触れないように注意しましょう。また、チューニングねじにも触れないように注意してください。

キャスターを転がし、運んでいきます。地面の状態がよくない場合は両側に一人づつ付いて、よく確認しながら2人で運びましょう。

【マリンバ】（マリンバに絞っていますが、注意点は全ての鍵盤類に共通します！）

マリンバなどの鍵盤類は、木製や金属製の"鍵盤"がスタンドと枠に乗っている状態です。また、その下に伸びる"パイプ"が音の高さを変えています。鍵盤の上に楽譜などのものを置いたり、パイプにむやみに触れるのは禁物！どんなに軽いものでも上に置くのは辞めましょう。

運ぶ際には、鍵盤には触れずに、スタンドの足の部分や、鍵盤が触れていない枠の部分を持ちます。鍵盤が乗っている部分をもって運ぶと、鍵盤が枠からずれてしまったり、鍵盤同士がぶつかってしまったりなどの危険性があります。鍵盤が命の楽器です。よく注意して運ぶようにしましょう。

また、打楽器同様ほとんどがキャスター付きのスタンドに設置された状態で運びますので、キャスターのねじの緩みが無いか、事前にチェックをしましょう。

【ティンパニ】

ティンパニはとても大きく、何より重い！運ぶのに苦労している方も多いと思います。さらに、触れる場所を間違えてしまうと一瞬でチューニングがくるってしまいます。持つ場所には注意しましょう。

まず、運ぶ際には自分がペダルの反対側に立ちます。左右の持ちやすい位置にある"フレーム"をしっかりとつかみ、手前に倒します。そうすると自分の反対側（ペダル側）が上がった状態になります。そして、キャスターを転がしながら後ろ向きに進みます。ペダルは基本的には地面についている状態です。そのまま運んでしまうと地面とペダルがガリガリとぶつかってしまいます。必ずペダル側を浮かせて運びましょう。（商品によってはペダルの下に収納式のキャスターがついている場合もあります。）

また、ヘッド・フープ・ケトルに触れてはいけません。音色、音程、などに大きく影響します！マリンバと同じように、ヘッドの上に楽譜などのものを置くことも避けましょう。

以上、簡単に運び方についてお話をしました。実際に運んでみて感じることや、上記の3つ以外を運ぶ際に注意する点はいくつもあります。その都度、先生や先輩に確認をしながら正しく打楽器を運べるようになりましょう！

小池

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