みなさんこんにちは！
オリンピックがはじまり、各国の代表が素晴らしいプレイをみせています。
先日少しテレビで私も見ましたが、一生懸命に取り組む姿はとても勇気をもらいますね。

日々の積み重ねにより、選手たちの今があるのと同じように音楽も日々の積み重ねです。
少しずつ積み重ねて、より良い演奏を目指していきましょう。

本日は『世界一難しい木管楽器』とされるオーボエを紹介していきたいと思います。

オーボエとはどんな楽器？？

吹奏楽・オーケストラでも素敵なメロディ、ソロのシーンを多く担うオーボエ。
独特の音色を持つ楽器ですが、とっても素敵な楽器。
こちらの楽曲も有名かと思います。

素敵な音色ですよね。
ところで皆さん、オーボエとクラリネットの見分け、つけられますか？？
意外と見分けがつかない方もいるのではないでしょうか。
どちらがオーボエでクラリネットか分かりましたか？
正解は左がオーボエ、右がクラリネットです。並べるとマウスピース、キィ、ベルで全然違いますよね。

オーボエとクラリネットの違いは？？

オーボエとクラリネットの違いはまずは吹き口。
1枚目はオーボエ。2枚目はクラリネット。
オーボエはリードが2枚のダブルリード。（ファゴットも同じですね。）
クラリネットはマウスピース、リード1枚、リガチャーで初めて音を出せる状態になります。

リード、吹き口だけでもかなり違います。
次はベル。
1枚目がオーボエ。2枚目がクラリネット。
オーボエのベルはクラリネットに比べて広がりが無く、肉厚なベルです。

見た目は似ていても音の魅力は全然違うのでクラリネットの音が気になった方はぜひ調べてみてください。

オーボエの歴史

　オーボエは、2枚のリードを使って音を出すという「ダブルリード」が特徴ですが、このダブルリードの楽器（葦笛）は、古代エジプトの壁画に描かれているほど古い起源を持っています。ダブルリードの楽器はその後世界中に広まっていきましたが、その一つに「ズルナ」と呼ばれるトルコの楽器があり、それがヨーロッパにまで伝わってオーボエの祖先になったとも言われています。
ズルナは、オーボエと比べると荒々しく大きな音がするのが特徴です。
　現在のようなオーボエが誕生した経緯は正確にはわかっていませんが、17世紀中期にフランスで生まれたものだと言われています。また、オーボエという名前は「高い音の木」や「大きな音の木」といった意味を表すフランス語が由来です。初期のオーボエは、現在のものとは違い、キーが2つか3つしか付いていないというシンプルな形であったため、全ての半音を容易に出すことが出来ない楽器だったと言われています。
　18世紀末になると、それまでのシンプルな形のオーボエとは違ってキーの数も増え、全ての半音を安定して出せるようになりました。そして一時期は、進化したドイツ式のオーボエがヨーロッパ各地に広まりましたが、19世紀末にフランスで画期的なメカニズムを持ったオーボエが開発されると状況が一変します。フランスで新しく開発されたオーボエは「コンセルヴァトワール式」と呼ばれており、現在使われているオーボエの主流になっています。
　オーボエはダブルリードの楽器ですが、この系統の楽器は東洋・西洋ともに存在します。もともと野外で演奏するための楽器を改良したものです。

世界一難しい木管楽器：オーボエ

オーボエは、木管楽器の中でも演奏が難しくギネスブックに載ってしまうほど。
音が出るまでに時間もかかり、やっと出てもコントロールが難しい。音がほしい高さまで上がり切らなかったり、pp（ピアニッシモ）の音が出せなかったり、音を出したいときにすぐ出せずタイミングが遅れたりなど、難しい！と思う面は多くあると思いますが、それだけに、うまく吹けたときの喜びは大きく、挑戦しがいのある楽器です。
また、オーボエは他の管楽器と違い、吹く息が余り気味になる楽器です。
身体の小さな人でもハンデキャップにはなりません。またキイの構造がクラリネットやフルートよりもコンパクトで、しかも直接指で孔を押さえる必要が無い為、手が小さい人でも大丈夫。むしろ、手の小さい人のほうが有利ともいわれます。

いかがでしたか？
魅力あふれるオーボエ。難しい楽器とはされていますが、やりがいのある素敵な楽器です。
吹奏楽、オーケストラの生の演奏を聴く機会があればぜひ聴いてほしいと思います。

そんなオーボエですが、すみやグッディ沼津店ではレッスンを受けることが出来ます！！
楽器をお持ちでない初心者の方も体験可能です！備品がございますのでご安心ください。
少しでも気になったらぜひ体験レッスンを。
お申し込みはこちらのリンクより→お申し込みHP
オーボエ　鈴木啓美先生→質問してみた
リード商品化　制作風景→Instagram

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担当：石橋

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